ZX-10R サーキット走行でのオイル漏れ防止 オイルフィラーキャップ、ドレンボルト、オイルフィルターのワイヤリング

サーキット走行に行ってきたZX-10R弐号機のオイル関係にワイヤリングもしていたので記録しておこうと思います。

バイクのワイヤリングに関しては素人のため真似される方は自己責任でお願いします。

また、間違っていることがあれば指摘していただければと思います。

ワイヤリングの重要性についてですが、サーキットではオイルを含む液体関係を漏らしてしまうと自分自身や後続車がスリップしてしまうため特にバイクの場合は重大な事故になりかねません。同じ場所で複数のバイクが転倒するので多重クラッシュになる可能性も高いみたいです。また、奇跡的に事故が起こらなかったとしても液体処理のために実費請求されるそうです。気付かずに液体を漏らしたまま長距離走行してしまうと結構な金額になると聞いたことがあります。

ガソリンやクーラントもキャッチタンクを付けるなど対策はあるのですが、今回は比較的安価で簡単にできて効果が高いと思われるオイルのワイヤリングのみ実施しました。実際は規定トルクで確実に締めていれば基本的に緩むことはないと思いますが、ワイヤリングを実施することで締め忘れ防止のためのダブルチェックにもなります。

ワイヤリング等サーキット走行に必要な準備として参考に岡山国際サーキットホームページの2輪走行規定のリンクを貼っておきます。

http://www.okayama-international-circuit.jp/hashiru/licence/pdf/2rin_soukou.pdf

ワイヤリングの基本としては常にボルト等が締まる方向に力が掛かるようにワイヤーを掛けます。またワイヤーを通す穴は下図斜線の90°が許容される範囲でボルトからボルトに渡っているワイヤーとワイヤーを通している穴が直角になる位置がベストとなります。

まあ、実際はそんなにうまくいかないのでとりあえず締まる方向であればOKです。ワイヤーがたるんでいるとボルトが緩む猶予を与えることになるのでピンピンに張った状態にするのも気を付ける点だと思っています。このあたりは緩み止めとしてのワイヤリングなのか脱落防止のワイヤリングなのかによって若干変わってくると思います。

今回ワイヤリングのために準備したのはホースバンドとワイヤリング用のワイヤーです。ドレンボルトは純正ボルトに穴あけ加工を実施しましたが社外アフターパーツもあります。

まずはオイルフィルターとドレンボルトのワイヤリングをするためにホースバンドをオイルフィルターに取り付けます。ZX-10R 2011~2015に関してはオイルフィルターとドレンボルトの位置関係から2つまとめてワイヤリング可能です。

オイルフィルター、ドレンボルトともに締まる方向にワイヤーを引っ張るようにします。ここで緩む方向に引っ張ってしまうとワイヤリングの意味がないので要注意です。

ワイヤーを捩る為にワイヤーツイスターという工具を使用する人が多いと思いますが、狭いところでの作業性やワイヤー自体に傷が付く可能性があるので自分の場合は工具は使わずに手で捩りました。ワイヤーツイスターを使用した場合は1捩り程度長さの誤差が出るのも気に入らない点ですかね・・・。

まあ工具の使い方が下手なだけかもしれませんが。

今回はワイヤーに何も通さずにワイヤリングしましたが、オイルパンに傷が入るので気になる方はワイヤーに熱収縮チューブなんかを通すといいと思います。

続いてオイルフィラーキャップのワイヤリングをしていきます。こちらも純正キャップに穴を開けるか社外アフターパーツのオイルフィラーキャップを使用します。エンジン側のワイヤーを掛ける穴もない為クラッチカバーのボルトに通して使用するワイヤリングブラケットを使用しました。

オイルキャップに限ったことではありませんが、特に触れる機会が多いところはワイヤーの末端処理に気を使っておきます。衣服を引っ掛けると破れたりほつれたりもしますが、手なんかを引っ掛けると思っている以上にサックリと刺さったり切れたりします。また場所によっては目に刺さったりの危険もあります。思いもよらないところで痛い思いをする事になるので要注意です。

こんな感じで今回はオイル関係のワイヤリングに挑戦してみました。サーキットのみではなく一般公道でも安全性の向上になりますし、なんといってもレーサーみたいで格好良い!!

純正部品をちょっと加工すれば結構安価でできるので是非みなさんも挑戦してみてください。

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