なんとなく思い立ったので、バイクを購入してから一度もしていなかったキャリパーの掃除をしました。思い付きで作業したため、特殊な工具等は使用しませんでしたが、ちゃんと掃除するにはツールも揃えた方が良さそうです。
とりあえずキャリパーを外します。
先にパッドピンを緩めてからキャリパーを外した方が楽なので写真の順番でネジを緩めました。パッドピンは緩めるだけで完全には外しません。
逆の手順でも問題なく緩みました。
キャリパーボルトを完全に外すとキャリパーが取れます。この時、ホイールに当たってキャリパーが外しにくいときはピストンが戻るようにキャリパーを捻ってから外しています。
キャリパーを外した時にマウント部に付いている銀色のカラーを落とさないように気をつけてください。
キャリパーが外れるとパッドピンを外してブレーキパッドも外します。
パッドは元の位置に戻せるようにマーキングしておきます。自分の場合は車体の左側から1~4の番号を割り振っています。
ちなみに今付いているパッドはZCOOです。サーキットで高温になってもしっかり効いてくれる気がします。
ブレーキパッドを外したらブレーキレバーを何度か握ってピストンを少し出しておきます。この時出しすぎるとピストンが脱落するので気を付けましょう。均一に出てこない場合は、出ているピストンを手で押さえてからレバーを握ると他のピストンが出てきます。
3万キロオーバーの汚れはなかなかですね。目視でわかるぐらいブレーキダストが蓄積しています。
あとは中性洗剤を使って歯ブラシで洗っていきます。パーツクリーナーなどの溶剤系はゴムを痛める恐れがあるので要注意。使用する場合はゴムにも使えるタイプを選ぶかウエスに染み込ませて拭く程度にするなど気を付けましょう。
奥側の掃除はピストンを回した方がいいのですが工具が無いので今回はこのままです。
ピストン着脱ツールがあると便利ですね。
歯ブラシでできる限り掃除しましたが、狭い隙間などは若干汚れが残っていますがツールが無いのでこれで良しとします。最後に水洗いして終了です。
取り外しと逆の手順で取り付けていきます。
パッドピンのトルクは 15N・m
キャリパーマウントボルトのトルクは 34N・m
今回作業した部品類にはグリース等の指示はありませんでした。
キャリパー取り付け後はブレーキが効くまで何度かレバーを握っておきます。
右側も同様に作業して終了。
今回の作業ではブレーキタッチの変化は特にわかりませんでした。
まあ、繊細な感性を持ち合わせてないので、新品と比べても分からないかもしれませんが(笑)
最後に必要工具類を載せておきます。
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