詳細追記した記事を下記リンクにて公開しています。
良ければそちらもご覧ください。
以前から高回転時にクラッチが滑る症状が出ていた
2014年式のZX10Rのフリクションプレートを交換しました。
2011~2015年式はたぶん同じだと思います。
マニュアルも確認せずに行った素人作業ですので参考にする場合は自己責任でお願いします。
ZX-10Rのクラッチはフリクションプレートが二種類、スチールプレートは三種類あります。
スチールプレートは2.9mmが7枚と2.6mmが二枚。
状況によっては2.6mmの物を2.3mmと交換して全体の厚さを調整するみたいです。
今回はスチールプレートの厚みがわかないのと、フリクションプレートのみの交換で
滑りは改善される事を願ってスチールプレートは発注しませんでした。
今回発注した部品は下記のものです。
部品到着次第作業開始です。
サイドカウルを外してケースのボルトを外していきます。
クラッチワイヤーのブラケット部分のみ長いボルトが入っていました。
オイルは抜く必要ありません。
クラッチレバー側とエンジン側のワイヤーを外します。
後はケースを手前に外すとクラッチが現れます。
位置決めのピンが三本ほど入っているので斜めに引くとケースが外れません。
下側に見えるのはオイルポンプ駆動用のチェーンみたいです。
続いてクラッチスプリングの取付けボルトを外します。
なぜか一枚だけずらしてあるフリクションプレート
ネットで検索するとカワサキはこのようになっているそうなので
特に考えずに元通り復旧することにします。
スプリングを全て外すと手前のプレートが外れます。
あとは順番にプレートを外していきます。
全体的に焼けて真っ黒。スチールプレートも交換した方が・・・
今回は部品がないのでそのままのプレートで様子を見ます。
スチールプレートは2.6mmと2.3mmが一枚づつ入っていました。
クラッチハウジングはこんな感じ。
こっちはフリクションプレートのカスで汚れています。
ウエスで簡単に取れましたが予想以上の汚さにびっくりです。
スチールプレートは購入していないので、とりあえず表面を磨いて復旧します。
金タワシで磨いて組みましたが、おすすめはしません。
フリクションプレートはオイルに浸けないといけないみたいですが、
適当な入れ物が無かったので、プレートが入っている袋でオイルに浸けます。
オイル交換する予定も無く、オイルも用意していなかったので、
オイルパンからジェットオイラーで抜いたオイルを使用しました。
クラッチハウジングが結構汚かったので、クラッチ交換と同時にオイル交換した方が良かったですね。
クラッチ交換後は、クラッチの厚みが変わったことで、結構大きな遊び調整が必要でした。
後は滑りが無くなるのを祈るばかりです(笑)
コメント
初めまして!
zx10r のクラッチオーバーホールを考えています。
何点か聞きたいことがあるのですがよろしいでしょうか?
まず、特殊工具はあるんでしょうか?
大体でいいので締め付けトルクを教えて頂けたら教えて頂きたいです。
コメントありがとうございます。
この作業では特殊ツールは必要ありませんでした。
また、トルクはわからないです。
申し訳ありません。
基準トルクの下限で問題ないかと思います。
こんばんは。
マニュアルを入手したためトルクがわかりました。
クラッチスプリングボルトが 1.1 kgf・m
クラッチカバーボルトが 1.0 kgf・m でした。
その他のトルクが知りたい場合はまたコメントください。