ZX-10R エンジンが掛からない 原因究明でスターターモーター取り外し

車検場にて突如エンジンが掛からなくなったZX-10R弐号機。

しかも完全に掛からないのではなく掛かったり掛からなかったり。

バッテリーは新品交換しても状況変らなかったので原因からは除外。

原因がバッテリーではないことからコイルやレギュレターも一旦除外します。

スターターモーター本体、スターターリレー、配線などが考えられますが、可能性が高いと言われたスターターモーターから確認することにします。

スターターモーターは 純正互換品や純正リビルド品で1万円~2万円程度、純正新品は45000円弱とどちらにしてもそこそこ高額で、決め打ちで買うにはちょっとリスクが大きいので、とりあえず分解してみて原因を特定してから購入することに。

あわよくば修理できないか挑戦してみます。

自分のバイクかつオフロード走行している弐号機なので細かいことは気にせずどんどんバラしていきます。

すでにタンデムシート、テールカウル、メインシートが外れた状態。

ここからタンクサイドカウル、燃料タンクを外して。

インジェクターの配線と燃料ラインを外して、エアクリーナーボックスとフレームの隙間からクランプのボルトを緩めてエアクリーナーボックス取り外し。

ようやくスロットルボディーとご対面です。

スロットルボディ取り外しに邪魔になりそうなコネクター類を外したら、フレームの穴からスロットルボディ下側のクランプボルトを緩めます。

完全に外すのは面倒だったので、そのまま前方に裏返しで移動させます。

これでようやくスターターモーター全体とサーモスタッドにアクセス可能に。

スターターモーターと赤丸部のサーモスタッドの位置関係はこのようになっていて、サーモスタッドを取り外さなければスターターモーターをエンジンから抜くことができません。

冷却水を抜いてからサーモスタッドの取り外しですが、なかなかアクセスが悪くてエクステンションとユニバーサルジョイントを使ってボルトを緩めました。

今回はOリング関係も用意していないのでダメージを与えないように外します。

クラッチワイヤーのホルダーも邪魔になるので取り外し。

なんとかスターターモーターを取り外すことが出来ました。

次回スターターモーターの分解と修理をしていきます。

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