KX250F リンクのグリスアップ、チェーン交換とZETAチェーンガイド取り付け

アワーメーターに引き続きKXの整備です。

チェーンが磨耗しているからか、コーナーや加速時にガチャガチャと音が出ていたので消耗してそうな部品を交換しました。

チェーンとスプロケットは同時交換が良いみたいですが、スプロケットはスチールで見た目ではあまり磨耗していなかったのでそのまま使用します。チェーン周りの部品交換するならリンクの確認もしておこうと思ってリンクグリスアップも同時にしました。

外したチェーンはこんな感じで結構摩耗してそうです。伸びは測っていませんが、たぶん許容外でしょう。

チェーンを外してチェーンガイドの交換です。

バイク購入時に付いていたのは純正のチェーンガイドです。

中の樹脂部品のみの交換でも良かったのですが、社外品のチェーンガイドの方が格好良かったので今回はZETAのチェーンガイドに交換することにしました。

交換は純正チェーンガイドを取り外して、ZETAチェーンガイドを付属のボルトで取り付けるだけです。説明書には取り外し可能なネジロック剤を塗るように書いてあったので、たまたま持ち合わせのあったロックタイト222で取り付けました。

次にリンクをバラしていきます。

思っていたよりしっかりとグリス入っていました。トライアルバイクと比べると部品全部が大きいですね。せっかくなので、スイングアームピボットもグリスアップします。タイヤもブレーキも付けたままスイングアームを抜いていきます。

ピボットシャフトが刺さっているエンジン部は結構錆びていて、シャフトも錆が出ていました。

後は外した部品たちを無心で綺麗にしていきます。めっちゃ寒かったのでボーッとしながら作業していました。洗浄はシールを痛めないようにゴム対応のクリーナーを使用します。今回はエーゼットの速乾性、遅乾性のクリーナーを併用して洗浄しました。

洗浄前
洗浄後

洗浄が終わればベアリングの中に押し込むようにグリスを入れていきます。

使用したグリスはZX-10Rのリンクグリスアップに使用したワコーズのウレア系グリスです。

モトクロスのグリスアップを調べるとMAXIMAのウォータープルーフグリースが出てくるので、今のグリスを使い終わったらそちらに切り替えたいと思います。一回の作業で使用するグリースはそんなに多くないのでいっぱい作業しないといけないですね。

グリスアップが終わったら元通りに組み立てていきます。

スイングアームピボットシャフトナットのトルクは 98N・m( 10kgf・m )

リンク部はボルトサイズでトルクが違います。

赤丸のナットは 59N・m( 6.0kgf・m )

青丸のナットは 34N・m( 3.5kgf・m )

今回は再利用しましたが、マニュアル上はナット全て交換するようになっています。

最後に新しいチェーンを取り付けます。

チェーン取り付け前にそのまま使用するスプロケットを可能な限り掃除しました。

チェーンはRKのシールチェーンです。

モトクロスにはノンシールチェーンを使用することが多いと思いますが、性能より耐久性を求めてシールチェーンを選択しました。

ジョイントはクリップタイプなので特殊工具無しで取り付け可能となっていますが、シールリングが付いていることもあってか予想以上に苦戦しました。作業としてはチェーンを通してクリップを付けるだけです。

注意点としてはクリップの取り付け方向ぐらいです。裏表があるのと回転方向に注意して取り付けます。思った以上に苦戦したので、チェーンクリップ用のプライヤーを購入すると思います(笑)

無事にクリップが取り付け出来たら表面の余分なグリスをふき取ってチェーンの遊びを調整したら完成です。基本的にはシルバーやブラックのチェーンの方が好みですが、レーサーに付いているゴールドチェーンは格好良いですね。

リンクとチェーンがリフレッシュできたので、モトクロスの練習も頑張りたいと思います。

あと気になるのはエンジンのメカノイズが大きいところですね・・・。

T.T : 0.0h

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