2026全日本トライアル選手権 湯浅大会|豪雨で競技が途中終了となった大会の記録

2026年10月25日、和歌山県の湯浅トライアルパークで開催された全日本トライアル選手権に、大会スタッフとして参加してきました。

今年も審判長として、前日の土曜日から会場入り。

日曜日は雨の予報だったため、最終準備の段階からコースやセクションの変更を行っていましたが、大会当日は予想以上の豪雨に見舞われ、競技が途中で終了するという大変な大会になりました。

土曜日は雨に備えた最終準備

大会の1週間前には、近畿トライアル部会のスタッフとしてセクション設営に参加していました。

2026全日本トライアル選手権 湯浅大会の準備に行ってきました

土曜日は、そのときに設営したセクションや移動コースの最終確認です。

日曜日の雨予報を踏まえて、移動コースの一部を変更・修正。セクションについても雨を想定した変更を行いました。

また、前週の作業から1週間の間に切れてしまったコーステープも貼り直していきます。

土曜日は朝7時に会場入りしましたが道中からまあまあの雨。

会場に到着後もすごい雨でした。

沢の中を走るセクションもあるため、雨の降り方と山の保水力による時間差がどうなるのか判断が難しい。

作業中には、岩場でサワガニも発見(笑)

選手たちのセクション下見とウォームアップ

土曜日は選手たちも会場入りし、セクションの下見を行っていました。

実際にバイクで走るところを見るのも迫力がありますが、どう考えてもバイクで登れなさそうな大岩を簡単そうに下見していて毎回びっくりです。

ウォームアップの様子も少しだけ動画に撮影しました。

そのほか、ライダースミーティングなども行われ、大会当日に向けた準備が進んでいきました。

日曜日、豪雨で状況が一変

迎えた大会当日。

私は審判長を担当し、実際には移動コースや各セクションの確認なども行っていました。

しかし、雨が強くなるにつれて状況が一変します。

IASクラスが沢セクションを走り出したあたりで沢の水量が短時間で一気に増え、セクションの状況も大きく変わってしまいました。

会場は山の中ということもあり携帯電話の電波状態も悪く、情報を得るまでに時間がかかります。

運営側として沢の状況を確認しに行くにも移動時間が必要ですし、本部と沢セクションの間も無線が通じにくく、現場の状況把握や連絡にはどうしても時間差が生じました。

沢セクションの閉鎖から競技の一時中断へ

沢の増水を受け、まず沢セクションにいた観客やプレスの方々に下山を依頼しました。

その後、沢セクションを閉鎖。

ただ、山の中では通信状況が悪く、本部と各セクションの連絡にも時間差がありました。

IASクラスの1ラップ目を終えた選手はパドックで一時待機してもらい、競技も一時中断。

そして最終的に、大会の途中終了が判断されました。

当日は中断や大会終了に伴う対応でバタバタしており、日曜日に撮影できた写真はIBのスタートのみでした。

大会の競技経過や成績については、自然山通信の記事で詳しく紹介されています。

“全日本トライアル選手権 湯浅大会の大会レポート(自然山通信)”

大会の途中終了が判断された頃には、この雨では帰れないかもしれないと思うほど。

ちなみに、当日の雨具は安いポンチョだったので、上半身は守れましたが足元はびしょ濡れになってしましました。

こういう雨の中で長時間作業するなら、ポンチョだけでは厳しいですね。

次回はズボンタイプのレインウェアを忘れないようにして、さらにブーツゲイターで足元への雨の侵入を防ぎたいところです。

幸い、帰る頃にはピークから比べると雨も弱まっていましたが、セクションの撤収作業は後日となりました。

大会運営の難しさを実感した2日間

前週からセクションを設営し、土曜日にも雨を想定してコースやセクションの変更を行ってきましたが、実際の豪雨は想定以上。

大会が開催された湯浅町では10月の観測史上最大雨量が記録されました。

特に難しかったのは、山間部での情報伝達です。

沢の水量が急激に変化する中で、現場の状況を確認し、本部や各セクションへ情報を伝えるには時間がかかります。

大会運営に関わる中で、改めてその難しさを感じました。

また、各選手スタート時間が違い、複数クラスが混走し全員がイコールコンディションにならないトライアルという競技で大会の途中終了判断と大会が成立するセクション数の計算も複雑でした。

準備を重ねてきた大会が途中終了となったのは残念ですが、土砂災害等によるけが人や、会場での孤立等が発生しなかったのは良かったと思います。

今後の改善点も多数あるかとは思いますが、ひとまず選手の皆さん、観客の皆さん、そして大会関係者の皆さん、ありがとうございました。

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